こんにちは。
代表の茂呂です。
さてさて、だいぶ情報も出揃ってきましたので
ご存知の方も多いかとは思いますが
27年4月の報酬改定の概要が見えてきましたね。
2月6日付で厚生省から資料でていますので
確認してみてください。
簡単に説明しますと
▲2.27%
これですね。
報酬減
まぁ、分野によって差が出ているので
みなさんにどのように影響が出てくるのかは
しっかりと資料を確認していただければと思いますが
株式会社ひいらぎとしては
訪問介護でかなり影響が出そうなことと
小規模デイサービスに対しての改正が大きいので
きっと放課後等デイサービスにも何かしら
あるだろうと思っていましたが
どうやら僕が前々から言っていた
時間単価が盛り込まれてきそうです。
受入〇時間以下は減算って感じですね。
今の段階だと4時間、6時間と区切られているようですね。
3月20日に埼玉県の施設長会議がありますので
そこで全容がわかると思いますので
わかりましたら、また記事にしますね。
さてさて、まぁ発表されていることを
僕が延々と説明しても意味がないと思いますので
今日は、どうしてこのタイミングで報酬を下げたのか?
ってことを考えてみました。
ちなみに、予算案なので、報酬改定自体は
定期的に行われます。3年に一度。
でも、右肩上がりで報酬が上がってきていたので
このタイミングで下げたっていう意味を
考えておかないと、次回の改定に対応できないぞっと。
ということで、僕の考えです。
景気は良くなった。
ニュースでは口々にそういっていますね。
アベノミクスのおかげ。神様仏様あべ様ってね。
本当にそうかな?
僕の周りでは全然景気なんて良くなってないです。
ぶっちゃけた話、株価の影響なんて
零細企業にはまったくもって関係ない話ですし
ましてや、福祉業界にはまったくもって
関係してこない話です。
もちろん、営利企業ですので法人税が改正されたり
そういったことは影響してきますけど
それ以外は、ほとんど影響してきませんよね。
物価という面でみれば、個人の生活として
影響してくることはたくさんあると思います。
これは、職員だけに限らず、利用者様の生活にも
影響してくることですね。
が、そんなに物価の上がり下がりを肌では感じていません。
ガソリン代の上がり下がりが激しいなというのは
多少感じているくらいです。
皆さんの周りでどうですか?
いきなり羽振りが良くなったり、夜逃げしたりしている人がいますか?
僕の周りでは、特に変化なしです。
むしろ、将来への不安を語る人のほうが
多いように感じています。
消費税が8%になりました。
計画的に段階的に10%になります。
消費税は福祉にも予算を回します。
1%回ってくると1兆円という額が動く計算です。
ということを言っていたと思います。
どうですか?
消費税が8%になった年に
介護報酬は下がります。
たしかに、日本は超高齢化社会に突入しています。
2025年には団塊の世代が後期高齢者へ突入して
世界でも例のない高齢化国家になるわけです。
なので、現段階からしっかりと計画をしていかないと
破綻へまっしぐらになります。
3対1で高齢者の生活を支えることになります。
この3対1っていうのは、実はもっと良く考えないといけないんですが
3対1の3の中には0歳から20歳まで
つまり、年金を納めていない世代も入っているということです。
0歳から65歳までと65歳以上の割合で話していますから
20歳までを除外していくと2対1になるということに
気づくと思います。
つまり、今現在の国民年金及び厚生年金でくらしている高齢者を2人で
まかなっていくという計算になりますね。
ということは?
年金額が1人あたり10万円くらいになるんじゃないでしょうか。
っていうことを言っていたら恐ろしくなってしまうので
話を戻しますが。
それ以外にも問題は山積みで
介護人口が足りないっていう記事を以前に書きましたが
介護を担う人の人口も30万人不足すると言われているわけです。
ってことは?
介護をしたいという人を増やさないといけないわけですね。
ふむふむ。
報酬下げてる場合じゃないじゃん!
って思いました?
確かに、報酬が下がると介護をする人の給料にも影響してきますよね。
今回の報酬改定による従業者への影響と言うことで
国もそこは考えていて、報酬下げるけど従業者の給料は
上げるようにとなっています。
そこは事業所努力と処遇改善加算がもうちょっとだけ充実するので
なんとかなるでしょう。
ってことは、国はふるいにかけ始めたってことですよ。
資金力が円卓な他業種から来た法人なんかは
うまみがなくなったら?
そういうこと。
と言うこともあるんだろうけど
やっぱり零細はきついよ~
収入が減るだけで当然経営に影響するよ~
努力は今までもしてきましたけど
これからもしていきますけど
それってお金の努力だけなのかな。
と、思ってしまいますよね。
技術の底上げ
管理者の育成
地域への貢献
こういったことも福祉企業には求められるわけじゃないですか。
ただたんに、単価を下げるよ~
努力してよ~
じゃ、見えるものも見えなくなるってもんだと思いますよね。
うん、今じゃない。
100歩譲って今だったとして
その下がった分の予算をしっかりと福祉の
未来のために役立ててくれるのか?
っていうところもとっても大事だと思っています。
介助者の海外からの受け入れも必要かもしれません。
でも、やっぱり日本人が目指したい職業にならなくては
いけないと思うわけですよ。
おまわりさんになりたい小学生がいるように
消防士さんになりたい幼稚園児がいるように
お医者さんになりたい中学生がいるように
介護士になりたい小学生がいてもいいと思うんですよね。
そうなるように資金を投下していただければと思いますよ。
でも、バランス調整だから節約した予算は
他に回るんだろうとお思いますけどね。
話はそれましたが、僕なりの考えはそんなところです。
なぜ今なのか。
これは様々な議論が飛び交っていますので
色々な人の意見を見てみてください。
良いも悪いも議論されているところです。
といってたところでまた!