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こんにちは。

先日、財布の中を整理していると、以前行った時の上野動物園の入場券が出てきました。

私は仕事で子供たちと動物園に行く機会が多く、また、プライベートでも、時折行く事があります。
特に上野動物園は、アクセスの良さから、利用する事が多いような気がします。

さて、財布から出てきた入場券ですが…
上野動物園に行かれた事がある方ならご存じだと思いますが、入場券には、上野動物園で飼育されている動物の写真が印刷されています。

しかし、この入場券の写真の動物は何だか分かりません。一見、ネコのようにも見えますが、何となく違います。
良く見ると〝フォッサ〟と名前が記載されていましたが、名前も聞いた事がありません。
何度も上野動物園には行っているのに、〝フォッサ〟は素通りしていて見た事がなかったのか、それとも何となく見てはいても気に止めず、記憶に残っていなかったのか…。

この動物は何なのだろう?と興味をひかれ、早速検索。

なんと!日本で飼育しているのは上野動物園のみとの事。
そして姿はネコのようですが、マングースに近い動物だという事が分かりました。

マダガスカル島で最大(といっても体長は1mにも満たないらしい)の肉食動物で天敵はおらず、テンレックやキツネザル等を捕食し、食物連鎖の頂点に立っているにもかかわらず、人間が森林伐採を進める事で、木の上で過ごすフォッサは絶滅の危機に瀕しているらしいのです。

厳しい自然の中で当然ではありますが、『食物連鎖の頂点だから、狙われる事もないし楽勝♪』なんて単純な事は決してないのです。
森林と共に獲物の数も減り、しだいに家禽を襲うようになり、人間に害獣として殺される事も多く、それによっても生息数は減少しているとの事でした。

前回のブログで私は、チョウをテーマにしましたが、またまた、偶然発見した1枚の入場券から色々と考えさせられ、人間の環境破壊による生き物への影響、罪の重さを痛感しました。

…今後も、子供たちと上野動物園に行く機会は多いと思います。
その時には(プライベートでも)、フォッサのおかれている境遇を思いながら、〝マダガスカルの百獣の王〟フォッサに会ってみたいと思います。
子供たちはきっと、パンダやライオン、ゾウ等のメジャーな動物が見たいのでしょうけど…難しい事ではなく、それとなく『こんな動物もいるんだよ』と見て貰う事で、何でも良いから、何かを感じてくれたら嬉しいです。

それにしても……
いつもであれば入場券など、入場早々ゴミ箱に捨ててしまう私の財布から上野動物園の入場券が出て来るとは、本当に不思議で仕方ありません(*_*;
何か、意味があっての事だと思わざるを得ない出来事でした。

昆虫博士改め、動物博士の細野でした☆