まんてんえがお本社の茂呂父です。

6月19日(日)朝、かわいい孫が玄関の扉をたたきます。

扉を開けると、「ジジ、おめでとう」と言って長方形の買い物袋を渡してくれました。そう、次男からの父の日プレゼントでした。

とてもしっかりした包装紙を外すと現れたのが、風格のある霧の箱でした。「限定品 煌王 長期樽貯蔵原酒四十参度」と記銘してあります。

霧の箱を開けるとしゃれたストッパーのついた琥珀色の風合いのよいボトルが出てきました。大分の麦焼酎の原酒です。

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これです。格好いいでしょ!!

「大分水郷日田の天然水を使い、四半世紀も熟成させた原酒と数種類の長期貯蔵酒をブレンドした、こだわりの麦焼酎」が、三越のネットショップのコピーです。

父の日のものすごいヒット商品か、どのネットショップも赤く「売り切れ」の文字が表示されています。

「焼酎入門  豆知識」によると、「「原酒」とは、蒸留後に水や他の焼酎を一切混ぜず、かつアルコール度数が36度以上のものを言います。すなわち蒸留したての焼酎のこと」だそうです。

出来立ての原酒は、麦焼酎や米焼酎の場合は43〜44度、芋焼酎の場合は37〜38度が一般的で、市販の一般的なレギュラー酒は、
数種類の原酒をブレンドした後、割り水を加えアルコール度数を25度前後に調整したものです。

その日は日曜日なので私の断酒日でしたが、父の日のプレゼントをいただいた日に味あわないのは、送り手に失礼ですから、他日に振り返ることにしてご相伴させていただきました。

その味のほどですが、原酒はアルコール度数が高いため、味は荒々しく、独特の強い香りやクセがあり、飲んだ時に迫力があると言われています。

しかし、いただいた「煌王」は、とてもまろやかで、麦の香りがほんのりで、まさに「マイルド」でした。
焼酎の個性そのものが凝縮されている感じで、レギュラー酒とは一味も二味も違う魅力に富んでいます。

当然、飲み方としては原酒そのものの味を楽しむために、ストレートで飲みます。ショットグラスで、少しずつ口に含みグッと飲み干します。

度数が高いので、瞬間頭のてっぺんがホンワカしますが、なんともいい食感ですし、3杯も呑むとほろ酔い気分です。惰性になってはもったいないので、私の定番「黒霧島」を1合呑んで余韻を味わいました。

カミベルのお酒は、一期一会の人との出会いの良いお話でしたが、茂呂父発は息子・孫の暖かい志を受けた純然たる焼酎談義でした。