まんてんえがお本社茂呂父です。
10月12日(水)草加市介護事業所連絡会が、補装具の活用についての研修会を行いました。
当日は、補装具メーカーの各分野の専門家10名近くが参加して、様々な補装具の活用について実践的にトレーニングを行ってくれました。
まずは、リフティングです。利用者と車椅子の位置取りから、シートの巻き方、利用者とベッドの位置取り、リフトの操作まで、丁寧に指導してくれました。
全員が、利用者役、ヘルパー役を実際に演じてみて、技術的なポイント、声かけまで学びました。
講習会では次に、ベッドに寝ている左半身まひの方を車いすに滑らせて乗せる方法を練習しました。
具体的にはベッドの背もたれを少しだけ起こして、、利用者役に横向きになってもらい、スライディングシートを体の下に敷いて、両膝を持ち上げ、ヘルパー役が、右肩を押して、「滑らせて」手すりを外した車いすに座らせる、というもの。2人1組で練習しました。
2枚になったスライディングシートが相互によく滑る効果を用いて、利用者の負担も軽く、ヘルパーの「力」や腰などへの負担を著しく軽減して、すばらしい介助ツールに思えました。
そのほか、車椅子や段差解消、エアーマットなどの様々な改善をされた新商品を、実際に操作したり、体験をして、その優れたところ、もう少し改善してほしいことなどを話し合いました。
草加市介護事業所連絡会は、年会費2,000円にもかかわらず、会員ニーズをしっかり踏まえた、いい研修の企画をしてくれ(輪番で自分たちもするのですが)、うれしい、相互交流も大変に役立つ運営になっていて、とても助かります。