茂呂父です。

11月に入っても株式会社ひいらぎの勉強会は止まることを知りません。

訪問の女性サービス提供責任者の講師が2回連続です。

11月6日(金)は、「家族のケアについて」題して、ひいらぎ足立の石橋知子さんが、職員みんなで考えようと問題提起をしてくれました。

日頃、利用者には日々心遣いをしているとしても、家族にはどうだろうか。自身の家族に障がいのある方を抱えていた経験から、家族の問題を分かりやすく説明してくれました。

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知的障がいのある子どもを育てる「親」、障がいのある子の「兄弟」、精神疾患の親や聞こえない親に育てられた「子ども」、発達障がいの夫の言動に悩む「妻」・・・・。家族の存在をどのように考えるか。

辛さや大変さを一人で抱え込まないために、相談の窓口はどうなっているのか。兄弟姉妹の支援をどのように行うか。

障がいのある子どもの誕生以降、受容・適応までの親の心理、親が抱く将来の不安とどのように向き合うのか、を柔らかな語り口で話してくれました。

日本型福祉の「家族が第一義的にケアを担う」という重すぎる現実にどのように立ち向かうべきかの問題提起をしてくれました。

11月19日(木)は、緒方和江さんが、「生活援助(家事援助)について」と題して、介護保険や日常の支援としての「生活援助」について、事例を含めて分かりやすく説明をしてくれました。

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自立支援や介護予防として大切な生活援助の目的と役割を整理し、「する側」と「される側」の関係、コミュニケーションのあり方、ヘルパーのできないことなどについて解説してくれました。

また、買い物の事例として、石橋さんをパートナーに指名して、 日用品の買い物に出かける前の対応事項、買ってきたものの確認、金銭の精算、収支確認まで、対話型の実演で分かりやすく説明してくれました。

とりわけ、生活援助で一番大切なのは、その人自身の背景や生活習慣を踏まえながら、しっかりとコミュニケーションすることの大切さを訴えていました。

株式会社ひいらぎの勉強会は、まだまだ続きますよ。